三脚を使う時に便利なアイテムに、リモートケーブルがあります。
リモートケーブルは、カメラにつないでシャッター操作をするアイテムです。
これを使うと、カメラに触れずにシャッター操作ができるので、カメラに振動を与えることなく撮影することができます。
そう、ブレを防ぐことができるんですね。
リモートケーブルはメーカー純正のほかに、カメラ用品メーカーが出しているものがあります。
今回は、1,000円台で買えるケンコーのリモートケーブル「リモート90L」を紹介します。
リモート90L
「リモート90L」はケンコー・トキナーが出しているリモートケーブルです。
こうしたカメラメーカーが出している製品は、純正品より安く買えるのがメリットです。
ケーブルの長さは約90cm。カメラ本体のリモコン端子に接続して使います。
接続部分
リモート90Lは、各メーカーごとのバージョンが出ています。写真は、オリンパス用の接続部分です。この部分は、対応メーカーごとに形が違っています。
外観
本体はプラスチックでできています。ボタンだけのシンプルなデザインです。
本体の裏にはくぼみがついていて、持ちやすいようになっています。ちなみに、電源はカメラからとりますので電池なしで使えます。
外観全体は価格相応といった感じで、高級感はありません。が、プラスチックだからこその軽さで、ケーブル込みでもとても軽いです。
全体の重さが68gと、持ち歩いていても気にならない重さになっています。
シャッター操作
リモート90Lは、半押し・全押し・スライドの3つの操作ができます。
通常はこの状態で、ボタンを半押し・全押しします。
半押しで、カメラのシャッターボタンを半押しするのと同じ動作をします。AFのピント合わせですね。
全押しすると、シャッターが切れます。
スライド操作は、バルブ撮影(長時間露光)に使います。
シャッターボタンを半押しした状態でスライドすると、この画像のようになり、そのままロックされます。
つまり、シャッターを開いた状態をキープできるわけですね。スライドを戻すと解除することができます。
※この機能を有効にするには、カメラの設定を「バルブ撮影モード」にしておく必要があります。
使った感想
外観はおもちゃみたいですが、それさえ気にしなければ、十分に使えるアイテムだと思います。
タイムラグも、カメラのシャッターボタンを押すのと変わらない感覚で操作ができます。
ただ、シャッターボタンの押し込みが深めなので、最初は半押し・全押しの練習をしてから本番にのぞむのがよいと思います。
リモートケーブルを使うとリアルタイムでシャッターが切れるのも便利ですね。セルフタイマー2秒では難しい撮影も各段にしやすくなります。
こんなアイテムが1,000円台で買えるとはいい時代になったものですね。
まとめ
今回は、ケンコー・トキナーのリモートケーブル「リモート90L」についてでした。私は三脚を使う時は、必ずセットで持ち歩いています。
安い商品は耐久性が気になるところですが、購入から2年ほど使っていますが、問題なく使えています。
電池なしで使えますし、1つ持っておくと便利ですよ。
はれときどきカメラ編集部 RYOTA
はれときどきカメラの中の人その2。よく単焦点レンズをつけて街歩きをしています。好きなものは洋画とフエキくん。最近はツバメノートを愛用しています。
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