寒い時期に星空や夜景の撮影をしていると、レンズがくもってしまうことがあります。そんなときに便利なアイテムが「レンズヒーター」です。
使い方はとてもかんたんで、ベルト部分がヒーターになっており、これをレンズに巻きつけるだけ。レンズの周囲を温めることでくもりや結露を防ぐしくみです。
というわけで今回は、寒い時期の撮影に便利なアイテム「レンズヒーター」を紹介します。
レンズヒーターはどう使う?
レンズに巻きつけるだけでくもりや結露を防止できる「レンズヒーター」ですが、その効果をわかりやすく紹介した動画があります。
「レンズに巻きつける」という言葉だけではイメージしにくい部分も、動画をみると使い方も効果もよくわかりますね。レンズヒーターの有無で大きな差が出ています。
電源は屋外でも使いやすいように、USBケーブルをモバイルバッテリーにつなぐタイプが主流です。
レンズヒーターは様々なメーカーのものがありますが、基本的なしくみは同じです。海外メーカーのものも多いので上手に選んでみましょう。
モバイルバッテリーは容量に注目
レンズヒーターは電源にモバイルバッテリーを使用します。レンズヒータ本体とは別に購入する必要があります。
レンズヒーター同様、モバイルバッテリーも様々なメーカーのものがありますが、選ぶ際は「容量」に注目して選びます。「容量」はほとんどの場合、商品名とともにわかりやすい形で表示されています。
Anker Astro E1 5200mAh 超コンパクト モバイルバッテリー
Anker PowerCore 13000 (13000mAh 2ポート 大容量 モバイルバッテリー)
上の2商品でしたら、「5200mAh」や「13000mAh」という数値がモバイルバッテリーの容量です。この数値が大きいほど、レンズヒーターを使える時間が長くなります。
モバイルバッテリーの容量が大きいと、その分だけ充電に時間がかかりますが、長時間の撮影行う場合は大容量タイプが便利です。
また、容量のあまり大きくないバッテリーでしたら、複数持つという方法もあります。このスタイルだと、短い撮影の時には1つだけ持っていくなど、臨機応変に荷物量を変えられるメリットがあります。
くもりや結露はレンズの大敵。しっかり対策しよう
くもりや結露はレンズの大敵です。
レンズがくもっていると、せっかくキレイな景色を前にしていても、写真がぼやけてしまいます。また、結露はそのままにしておくとカビの原因になることもあります。
くもりや結露が発生しやすい状況で撮影する時はしっかり対策しておきたいところです。
レンズヒーターには「ペットボトルなどの飲み物の保温にも使う」という裏技的な使い方もあります。
ただし、発熱量はさほど大きくないため、イメージとしては「ちょっとした保温なら」という感じ。アツアツの状態を保つことはできないので、その点は注意が必要です。
記事で紹介したアイテム
今回は、レンズに巻くだけでくもりや結露を解消できる「レンズヒーター」を紹介しました。冬の撮影や星空・夜景撮影にも便利なアイテムです。
記事で紹介したアイテムは次の通りです。興味のある方はぜひ参考にしてみて下さい。
【レンズヒーター】
【モバイルバッテリー】
Midori
はれときどきカメラの中の人。日々、カメラを持ってまちあるきをしています。最近は塩パンにはまっています。
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