「あのレンズがあれば、いい写真が撮れるようになると思うんだ」
あなたのまわりに、こんなことを言っている人はいないだろうか。今回は「レンズ沼」についてのお話です。
レンズ沼(れんずぬま)とは何か?
これは主にユーザー間で使われる言葉で、次から次へと新たなレンズを買ってしまう現象のことを言います。
一度はまってしまうと歯止めがきかないことがほとんどで、どんどんと深みにはまっていく様子を沼にたとえた言葉です。
レンズ沼にはまるきっかけ
レンズ沼にはまる人のパターンは大きくわけて2つあります。
1.いい写真を撮るために理想のレンズを追い求めている人
2.新しいレンズを買うのがたのしくてたまらない人
それぞれについて解説していきましょう。
1.いい写真を撮るために理想のレンズを追い求めている人
いい写真を撮りたいというのは写真好きなら誰しも思うこと、多くの人は「いいレンズがあれば、もっといい写真が撮れる」と考えます。
そうして「もっといいレンズを、もっといいレンズを」と次から次へとレンズを買ってしまうのが、最も多いパターンです。非常に自然な流れで沼にはまっていきます。研究熱心な人や、機械好きな人ほどはまりやすいのも特長です。
気づけば家にレンズがいっぱいあります。
2.新しいレンズを買うのがたのしくてたまらない人
こちらは主にコレクション的なたのしみ方ではまっていくタイプです。いいレンズはもちろんのこと、面白そうなレンズや変わったレンズにも興味を持って買っていきます。
理想のレンズを追い求めるというよりも、いろいろなレンズを買って遊びたい、あるいはレンズの数が増えるのがたのしいという人が多いのが特長です。
いずれにせよ、このパターンも次から次へと新しいレンズを買っていきます。
また新しいレンズが届いた!
レンズ沼の症状
いったんレンズ沼にはまってしまうと、早いときは数日で新しいレンズが欲しくなります。
いいレンズを買って満足しても、しばらく新しいレンズを買わないと、また何か欲しくなってきます(レンズを買うことが習慣化してしまった状態)。
レンズ沼にはまると、レンズの情報を調べるのが好きで好きでたまらなくなるのも特長で、次から次へとほしいレンズが出てきます。
レンズを買った時の感動があるから
新しいレンズを使ったときの感動は本当に素晴らしいもので、この感動を味わってしまうと「レンズっていいなあ、また買おう」という気持ちになります。
インターネット上では「沼」というと「レンズ沼」や「ドール沼」など、散財する・すごくお金がかかる・はまらない方がいい的な意味で使われることもありますが、決してそうばかりではありません。
カメラや写真が好きであればあるほどレンズに対する興味は尽きないので、レンズを揃えてたのしみたいというのはごく自然の流れだと思います。
ただ、「無理のない範囲で節度を守って」というのが大切です。これはどの世界でも同じですね。
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