世の中には、カメラや写真に関する本がたくさんあります。
が、本というものは、必ず「当たりはずれ」があるもの。
また、本は自分に合うかどうかも重要な部分なので、評判がいい本が「自分にとってもいい本」になるかどうかは別問題。
心から「買ってよかった!」と思える本に出会うのはなかなか難しかったりします。
……が、いろいろな本を買っているうちに、「こうやって本を買うと失敗する」というパターンのようなものがみえてきました。
あくまで、私たちのケースではありますが、今回はそのパターンについて書いていきます。
レビューに惹かれて買った本
Amazonなどで写真やカメラ関連の本をみる際に、レビューをチェックする方は多いかと思います。
この時に気をつけたいのがレビューに引っ張られること。
特に興味がなかった本でも、レビュー数が多かったり、絶賛する声が多かったりすると「この本、よさそうだな。買ってみようかな」という気持ちになっちゃうことがあるんですね。
ですが、こうして買った本は、実際に手にしてみると、いまいちグッとこないことが多かったりします。
私たちのケースを例にこの理由を考えてみます。
そもそもの話
このケース、買うまでの状況を振り返ってみると答えがみつかります。
- その本には、特に興味がなかった。
- だけど、みんなが「いい」というから、よさそうな気がしてきた。
そう、そもそもその本には特に興味がなかったんですね。
購入したのも、みんなの「いい」という声にのせられた部分が大きいためで、その本の内容自体に惹かれたわけではない。ここが大きなポイントです。
要は
- みんなが『いい』って言ってるし、ちょっとみてみようか
的な感覚なんですね。
だから「言うほどじゃないな」「それほどでもなかった」という感想が出てくる可能性があるわけです。
「どうしてもその本が読みたいから買う」のとは性質が違う。ここが重要です。
「読んでおいたほうがいいかも」という感覚
上の例と似たようなケースに、
- これはチェックしておいたほうがいいかも
- これは読んでおいたほうがいいかも
という感覚があります。
読んだことのない本や新刊をみつけたときに、特に興味がない本でも「これは写真好き、カメラ好きとしては読んでおいたほうがいいのでは……」と思ってしまうようなケースですね。
こうした「義務感」のような思いで買った本を振り返ってみると、グッとくるようなものはほとんどないように思います。
なぜなら、これも最初の例と同じで、「その本の内容自体に興味があるわけではない」からです。
「いつか役立つかも」と買った本
次のケースは「いつか役立つかもしれないから」と買った本。
「今すぐには読まない・使わないけれど、いつか必要になるかもしれない」というものですね。こうした本は「いつになっても読まない・使わない」可能性が高かったりします。
特に注意したいのは、撮影技術の本や画像編集ソフト関連の本で、寝かせているうちに情報が古くなってしまうことがあります。
いざ読み始めたときには、時代にそぐわないものになっている――なんてことも多々あります。
次回に続きます。