冬に見られる野鳥をご紹介するシリーズの2回目です。
前回に引き続き、野山でみられる小鳥を取り上げます。
シロハラ
冬になると日本に飛来する冬鳥。
名前の由来にもなっている白いお腹と、目のまわりに黄色い輪(アイリング)があるのが特徴です。
薄暗いところで、落ち葉の下にいるミミズや虫を探しているのをよく見かけます。林の中からカサカサと落ち葉をひっくり返す音が聞こえたら、シロハラがいるかもしれません。
アトリ
冬鳥として飛来しますが、その数は年によって多かったり少なかったりします。
多い時は数千~数万の大群がみられるそうです。
タゲリ
「冬の貴婦人」とも呼ばれる美しい冬鳥。頭の後ろに伸びたかざり羽がおしゃれです。
「ミュー、ミュー」と子猫のような独特の鳴き声も特徴のひとつ。
警戒心が強く、田畑や河原など見通しのよい開けた場所にいます。
光線によって翼が緑や紫に光るので、晴れた日に出会えたらラッキーです。
ベニマシコ
ベニマシコはおもに北海道で繁殖し、冬は本州以南で越冬します。
スズメくらいの大きさで、顔やお腹が赤いのがオス、茶色っぽいのがメスです。
数羽の小さな群れで移動しながら、植物の種子や木の芽を食べている姿をよく見かけます。
下の写真はセイタカアワダチソウの種を食べているようすです。
▼ベニマシコのオス
▼ベニマシコのメス
ヒレンジャク
シベリアから飛来する冬鳥。日本にやってくるレンジャクは、このヒレンジャクとキレンジャクの二種類です。
ヒレンジャクは尾の先が赤色、キレンジャクは尾の先が黄色というわかりやすい特徴があります。
木の実が好物で、ヤドリギの木にとまっている群れがよく見られます。
気軽に野鳥撮影を楽しめるカメラ
野山を歩きながら野鳥撮影する場合は、ネオ一眼(高倍率ズームデジカメ)をよく使います。
軽くて取り回しがラクなので長時間持ち歩いても疲れにくく、気軽に野鳥撮影にチャレンジしたい方におすすめです。
Canon PowerShot SX70 HS
SX70 HSは、1365mm相当(35mm判換算)の超望遠撮影ができるので、離れた場所からでも野鳥を撮影できます。
Nikon COOLPIX P950
P950は、2000mm相当(35mm判換算)でさらに遠くまで撮影することが可能です。2000mmあれば、たいていの野鳥は撮影できると思います。
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