日ごとに寒くなり、海を越えて飛来する渡り鳥や、山から下りてくる鳥が増えてきました。
冬は木の葉が落ちてとまっている野鳥が見つけやすく、撮影に最適な季節です。
そこで、今回から4回にわたって冬に見られる野鳥を紹介します。
ジョウビタキ
秋に「ヒッヒッ」という鳴き声が聞こえたら、ジョウビタキの縄張り宣言かもしれません。
日本各地に飛来し、民家の庭などにもやってくる親しみやすい冬鳥です。
オスは顔が黒く頭は灰色、お腹のオレンジ色が鮮やか。対してメスは全体的に茶色っぽく地味な印象です。
▼ジョウビタキのオス
▼ジョウビタキのメス
ジョウビタキは、オス・メスともに翼に白い斑があります。紋付を着ているように見えることから、「紋付鳥」とも呼ばれます。
ツグミ
シベリアから越冬のために渡ってくる冬鳥です。
ほかの冬鳥よりも遅くまで日本に留まり、地域によってはゴールデンウィークを過ぎても見かけることがあります。
ツグミは数歩あるいてピタッと止まり、胸を張るような姿勢をとります。
そんな「だるまさんがころんだ」をしているようなユニークな動きをぜひ観察してみてください。
アオジ
アオジは胸やお腹が黄緑色をしたホオジロのなかまです。
本州中部以北の山地で繁殖し、冬は平地におりてきます。
やぶや草むらに潜んでいることが多く、中から「チッ」という鳴き声が聞こえたら、しばらく待っていると姿をあらわすことがあります。
カシラダカ
冠羽(頭頂部の羽)が逆立つことからカシラダカという名前がつけられました。
冬鳥として日本各地に飛来し、群れで見られます。
ホオジロとよく似ていますが、お腹が白いとカシラダカ、茶色ならホオジロだと見分けがつきます。
▼カシラダカのお腹は白い
▼ホオジロのお腹は茶色
気軽に野鳥撮影を楽しめるカメラ
野山を歩きながら野鳥撮影する場合は、ネオ一眼(高倍率ズームデジカメ)をよく使います。
軽くて取り回しがラクなので長時間持ち歩いても疲れにくく、気軽に野鳥撮影にチャレンジしたい方におすすめです。
Canon PowerShot SX70 HS
SX70 HSは、1365mm相当(35mm判換算)の超望遠撮影ができるので、離れた場所からでも野鳥を撮影できます。
Nikon COOLPIX P950
P950は、2000mm相当(35mm判換算)でさらに遠くまで撮影することが可能です。2000mmあれば、たいていの野鳥は撮影できると思います。
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参考リンク 野鳥撮影に適したミラーレス一眼