写真の選別は意外と時間がかかるものです。
撮影枚数が多いときは特にですね。1枚ずつ順番にチェックしながらベストなものを探そうとすると、かなり大変です。
そこでおすすめなのは、まずはおおざっぱに選別するという方法です。
写真は1回で選別しなくてもいい
写真の選別でついやってしまうのは、前から順番に1枚ずつしっかりチェックしていく方法です。
「よい写真を選別するためにやっているんだから当然」という声もあるかと思いますが、この方法を使うと、最後までチェックするのに時間がかかることが多いというデメリットがあります。
たっぷりと時間をかけられるときはそれでもいいのですが、時間が限られているときには厳しいものがあります。
そこでおすすめなのが、写真の選別に段階を設けるという方法です。というわけで、さっそくみていきましょう。
まずはおおざっぱに選別する
写真を選別する第1段階では、おおざっぱに選別します。
具体的には
- 明らかに失敗した写真
- 明らかに使えない写真
を除外するだけの作業です。
どれがベストか、どれがよい写真かを選ぶことはしません。明らかに「これを使うのは厳しいかな……」と思うものを除外します。
この方法を取るメリットは、ざっとではありますが
- 撮った写真を最初から最後までチェックできる
という点にあります。
どんな写真があるのか、全体でどのぐらいの量があるのかがつかめるわけですね。
特におおよその数がわかるのは大きなポイントで、これから行う作業の目途がつきやすくなります。
「これはいまいちだな」を除外する
第1段階で、明らかに「これを使うのは厳しいかな……」という写真を除外できたら、次は第2段階です。
ここでは「これはいまいちだな……」と感じる写真を除外していきます。
具体的には
- 悪くはないけれど、よくもない
- 他と比べて、あえてこれを選ぶ必要はないだろう
といった写真を除外していきます。
ここでのポイントは、深く考えない・じっくりと吟味しないということです。パッと見た感覚を大事に除外していきます。
「これは除外すべきかどうか」と迷う写真があったら残しておきます。
要は、明らかな失敗写真ではないけれど、「よい写真やベストにはならないだろう」というものをはずしていくわけですね。
候補をしぼっていく
ここまでの作業を行うと、写真の数がそれなりにしぼられてきます。
この段階でもまだ写真の数が多いようであれば、もう一度、第2段階の作業を行います。「残った写真の中で勝ち残るのは厳しいだろう」というものをはずしていくわけですね。
こうして候補をある程度の数までしぼることができたら、ここではじめてじっくりとチェックをしていきます。
全体にどんな写真があるのかは、ここまでの段階で最初から最後まで少なくとも2回はチェックしています。作業の目途もつきやすくなっているというわけですね。
急ぎでなければ
写真の最終選別は、急ぎでなければ、時間を置いてチェックするのがおすすめです。
選別の作業を行っていると、どうしてもそこに気が寄ってしまいます。
そこで時間をおいて、たとえば翌日にチェックすると、入り込んでいた気持ちがリセットされて、冷静な目でみられるようになることがよくあります。
最終選別に迷ったときもこの方法はおすすめです。
選別前のフォルダを残しておこう
写真を選別する際は、選別前データを残しておくと安心です。
バックアップがあるので、大胆に写真を選別することができます。
その際はフォルダを活用すると作業がやりやすくなりますよ。

今回は、写真の選別方法についてお届けしました。
段階をわけて行うと、スムーズに作業がすすみますよ。よかったら参考にしてみてください。