クリーニングアイテムを使う時は、そのアイテムに定められている使用方法に沿って使うのが基本です。
今回はそれに沿わずに私たちが過去にしてしまった失敗を書いてみます。
本来の用途とは異なる使い方をして失敗
レンズの掃除などに使える「クリーニングティッシュ(クリーニングペーパー)」を使い始めて間もない頃の話です。
カメラ用のクリーニングティッシュは、どのメーカーのものも1枚ずつ個別包装されており、使い切り(使い捨て)なのが基本です。
つまり、「1回使ったものを袋に戻してまた使う」ことはできないものとして設計されているんですね。
そもそも、クリーニングティッシュ自体が速乾性なので、封を開けた後の保存に向いていないという側面もあります。
……が、実際にクリーニングティッシュをつかってみると、1枚をフルで使い切るってことはめったにないんですよね。
ほとんどの場合、クリーニングティッシュの狭い範囲をチョイチョイと使う程度で掃除が済んでしまいます。すると、出てくるのが「もったいない」という感覚です。
同じ捨てるにしても、「できるだけ使ってから捨てたい」という考えが出てくるんですね。
ウェットティッシュみたいに使えるかな?
そこで私たちが考えたのが「クリーニングティッシュって、見た目がウェットティッシュみたいだし、ウェットティッシュ感覚で使ってもいいんじゃないかな?」ということです。
今思えば、まったく説明書を読まずに使っているからこその考え方なのですが、その時は「これはいいアイデア」だと思っちゃったんですよね。
……で、やってしまった結果がこれ。
拭いたところに細かい繊維がいっぱいついてしまいました。
ここは表面にざらつきのある部分だったのですが、「ウェットティッシュだったらそうはならなかったかも……」という感じになってしまいました。
そもそも、これは「レンズ掃除用」のクリーニングティッシュであり、見た目はそれっぽくても多目的で使えるウェットティッシュではないんですよね。
この失敗をしてからは、新しいクリーニングアイテムを購入すると、まず「使い方」と「使用上の注意」をしっかりと確認するようになりました。
ちなみに、レンズ用のクリーニングティッシュで気をつけたいのは、「液晶にも使える」といった類の表記がある場合。
Kenkoのレンズクリーナーがわかりやすい例なのですが
- 使用可能:硬い液晶画面(グレア):タッチパネルのある液晶画面など
- 使用不可:やわらかい液晶画面(ノングレア):テレビやパソコンの液晶画面など
といったことが注意書きに記載されているんですね。
つまり、液晶なら何でも使えるわけでなく、あくまで使えるものが限定されているわけなんですね。
クリーニングティッシュは「ちょっと使っただけで捨てるのはもったいない」と感じることが多々あるアイテムですが、だからこそ、使い方や使用上の注意をきちんと確認した上で、有効利用したいところですね。
記事で取り上げたアイテム
今回の記事で取り上げたアイテムは次の通りです。
今回はクリーニングアイテムを使う時は、きちんと使い方や使用上の注意を確認した上で使おうというお話でした。興味のある方はぜひとも。