三脚を使うときには次のことを知っておくと便利です
手振れ補正はOFFが基本
三脚を使う時は、手振れ補正機能をOFFにするのが基本です。
手振れ補正は手持ちを想定して作られているため、手持ちでないシーンで使うと誤作動を起こす場合があります。
そのため、三脚使用時には手振れ補正を切ることが基本となっています。
ONのままでいい機種も
ただ、現在は三脚使用時も手振れ補正「ON」のままでもよい機種も出てきました。
三脚使用時の手振れ補正のON/OFFについては、カメラの説明書に必ず載っています。
どちらか分からないときはOFFにしておくと間違いがありません。
シャッターを切るときはカメラや三脚に触れない
三脚を使ういちばんの目的は「ブレ防止」です。
カメラを三脚に固定するのに合わせて、できるだけ振動を与えないようにすることで、ブレを極力まで抑えることができます。
ですので、シャッターを切るときは、カメラや三脚に触れないようにします。
レリーズ(リモコン)やスマホを使う方法
カメラや三脚に手を触れずに撮影する方法に、レリーズ(リモコン)やスマホを使う方法があります。
あらかじめピントあわせを行っておけば、カメラに触れずにシャッターを切ることができます。
スマホのアプリによっては、ピント合わせや撮影設定の変更など、カメラのライブビュー撮影と同じように使えるものもあります。
セルフタイマー2秒を使う
レリーズ(リモコン)やスマホが手元にないときは、セルフタイマーを使う方法もあります。
よく使われるのが「セルフタイマーを2秒に設定する」方法です。
カメラのシャッターを手で押すと、三脚を使っていてもカメラが振動します。
そこでセルフタイマー2秒です。
これを使うと、ちょうど振動がおさまったころにシャッターが切れるので、レリーズ(リモコン)やスマホと同じ効果が期待できます。
ただ、シャッターが切れるのはシャッターボタンを押してから2秒後なので、瞬間を切り取るような撮影には向いていません。
三脚は構図を決めてから設置する
三脚を使う時はいきなり設置せずに、まず構図を決めてから立てるのが基本です。
先に三脚を設置してしまうと、その範囲内でしか構図が決められず、構図の自由度が狭まってしまいます。
まずカメラを手持ちで「どのように撮るか」「どんな構図にするか」を決め、それに合わせて三脚を立てます。
三脚は「撮りたい構図があって、それを補助するもの」ということですね。
脚は太いほうから伸ばす
三脚の脚は太いほう(カメラと接続する部分に近いほう)から伸ばすのが基本です。細くなるほど安定感が落ちますので、太いほうから伸ばして安定感を保つようにします。
同じ理由で、雲台を上に移動できる「エレベーター」もできるだけ使わないのが基本です。
「迷ったときは、できるだけ安定する手段をとる」と覚えておくと安心です。
移動するときはカメラをはずす
カメラを三脚につけたまま移動する、肩にかついで歩く―あちこちで見られる光景ですが、基本は「三脚を持って移動するときはカメラをはずす」です。
はずすのが面倒でついやってしまう人も多いかと思いますが、つけたまま移動すると機材が落下したり、人や物にぶつかったりする可能性があります。
特に人の多い場所や狭い場所では、はずして移動するのがマナーです。
周りの迷惑になっていないか常に気をつける
三脚を設置するのは、多かれ少なかれ「その場所を占領する」ということでもあります。
常に周りの迷惑になっていないか、道や場所をふさいでしまっていないかを気をつけながら撮る必要があります。
マナーを守って気持ちよく撮りたいものですね。
まとめ
今回は三脚を使うときに知っておくと便利なことでした。三脚を使うと、1つの構図にじっくりと時間をかけて向き合えるたのしさがあります。
1つ持っておくと便利ですよ。
はれときどきカメラ編集部 RYOTA
はれときどきカメラの中の人その2。よく単焦点レンズをつけて街歩きをしています。好きなものは洋画とフエキくん。最近はツバメノートを愛用しています。
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