手ぶれ補正の効果を表すのに「手ぶれ補正 シャッタースピード○段分」という言葉があります。
ざっくり言うと、○に入る数字が大きいほど手ぶれ補正が強力になります。3段よりも4段、4段よりも5段のほうが強力ということですね。
では、ここで使われている「段」の考え方についてみていきましょう。
シャッタースピードの「段」とは
シャッタースピードは次のように変化します。
… | 1/2 | 1/4 | 1/8 | 1/15 | 1/30 | 1/60 | 1/125 | 1/250 | 1/500 | 1/1000 | … |
左のほうが遅く、右のほうが速いシャッタースピードです。
この表で隣り合っているものを「段」と呼びます。
右に1ついくことを「1段速くする」、左に1ついくことを「1段遅くする」といいます。
手ぶれ補正○段分
「手ぶれ補正○段分」の段は、このシャッタースピードの「段」です。
たとえば、「手ぶれせずに撮れるシャッター速度の目安」が1/250秒だったとしましょう。
… | 1/2 | 1/4 | 1/8 | 1/15 | 1/30 | 1/60 | 1/125 | 1/250 | 1/500 | 1/1000 | … |
そこで手ぶれ補正3段分のカメラを使うと、遅いほう(左)に3ついきます。
… | 1/2 | 1/4 | 1/8 | 1/15 | 1/30 | 1/60 | 1/125 | 1/250 | 1/500 | 1/1000 | … |
すると、1/30になりますね。
つまり、シャッタースピードを3段遅くしても大丈夫ですよ、ということです。
この場合でしたら、「手ぶれしないシャッター速度の目安」が1/250秒だったのが、1/30秒になるということですね。
「手ぶれせずに撮れるシャッタースピードの目安」を知ってみよう
手ぶれせずに撮れるシャッタースピードの目安は、 「35mm判換算をしたレンズの焦点距離」分の1以下 といわれています。 一般に、これより速いシャッタースピードなら手ぶれせずに撮れるといわれています。 焦点...
まとめ
「手ぶれ補正 シャッタースピード○段分」はあくまでカタログ値です。実際はもう少し低めにみておくと安心ですよー。