写真を撮るときに「ほんの少しあたたかみをだしたい」「ちょっと冷たい感じにしたい」―そんな時に便利なのが、色温度設定です。
色温度とは色味を数字で表したもののことで、数値を変えると次のように変わります。
・数字を上げる → 黄色み・赤みが強くなる
・数字を下げる → 青みが強くなる
では、色温度を変えるとどういう変化があるのかみてみましょう。
色温度を上げると黄色み・赤みが強くなる
まずはデジタル一眼の色温度設定を5000Kと7500Kにして撮ってみます。
▲色温度設定:5000K
▲色温度設定:7500K
色温度はK(ケルビン)という単位で表します。デジタル一眼の色温度設定を5000Kから7000Kに上げると、黄色み・赤みが増します。
さらに上げると、もっと黄色がかった写真になります。
▲色温度設定:10000K
10000Kまで上げると、かなり黄色みと赤みが強い感じになります。
色温度を下げると青みが強くなる
次は、色温度設定の数字を下げて撮ってみましょう。青みが強くなっていきます。
まずは色温度設定を5000Kと3500Kにして撮ってみます。
▲色温度設定:5000K
▲色温度設定:3500K
5000Kから3500Kに下げると、かなり青みが強くなりました。さらに数字を下げると、もっと青みがかかります。
▲色温度設定:2000K
ものすごく青っぽくなりました。
さて、この機能、どんな時に使うかですね。
写真を自分のイメージに近い色味にする
写真を撮った時に「悪くないんだけど、もうひと味ほしいなあ」ということってありますよね。
たとえば、上の写真でしたら、汽車の表情に比べて、全体が少し冷たいイメージです。こんな時は、色温度設定の出番です。
黄色みと赤み、青みを、微調整しながら撮る事ができます。
色温度を上げて撮ると、黄色み・赤みが強くなり、あたたかみが出ます。色味が強くなりすぎたなあと思ったら、数字を下げて撮ります。
数字を少し変えるだけでも印象が変わります。
このように、色温度設定は「自分のイメージに近い色味にする」といった使い方もできます。
まとめ
今回は、違いが分かるように数値を大きく変えてみましたが、実際は細かく数字を変えて撮ることができます。
同じ構図で設定を変えながら撮るときは、三脚を使うと便利ですよ。
はれときどきカメラ編集部 RYOTA
はれときどきカメラの中の人その2。よく単焦点レンズをつけて街歩きをしています。好きなものは洋画とフエキくん。最近はツバメノートを愛用しています。
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