写真はピントの合った部分とボケた部分でできています。
基本的に、ピントを合わせた1点(1つの面)以外はボケて写ります。どんなにシャープに見える写真でもそれは同じです。
今回はピントとボケの関係について考えていきましょう。
ピントは面に合う
カメラのピントは1点(面)に合います。その面は、必ずカメラの撮像素子(イメージセンサー)と平行になります。
その面よりも手前や奥の部分はボケた状態で写ります。
ピントを合わせた点と同じ平面上か、それに近い面であれば、被写界深度にもよりますが、ピントが合っているようにみえます。
被写界深度について知ってみよう
被写界深度(ひしゃかいしんど)とは、ピントを合わせた位置に対して、前後にピントが合っているように見える範囲のことをいいます。被写界深度の特性や、被写界深度とボケとの関係など、わかりやすく解説しています。
ピントが合った面の手前と奥はボケる
ピントの合った面の前後にある面はボケます。
たとえば上の写真では、目(手前の目)にピントを合わせています。
よくみてみると、同じ顔の中でも、もう片方の目や頬はボケています。これはピントを合わせた目(手前の目)と面が違うためです。
この原則は大きいものでも小さいものでも同じです。
手前と奥がない場合
ピントは面に合うので、平面のものをまっすぐ撮る(カメラの撮像素子と平行になるように撮る)と、どれだけ頑張っても全体にピントが合ったように見えます。
この看板をぼかしたい時は、ピント面に対して手前と奥ができるように、自分が移動する必要があります。
まとめ
今回は、ピントについての解説でした。こういった点も意識しながら撮ると、よりたのしくなりますよー。
\ こちらの記事もおすすめ! /
写真を撮るのがもっとたのしくなる!マクロレンズの魅力
マクロレンズの魅力と楽しさを写真つきで紹介。接写に強く、小さな被写体でも大きく写すことができるマクロレンズ。豊富な実例とともに解説しています。
【受付終了しました】4/24(火)おでかけ写真教室 in フラワーパーク江南
【規定数に達しましたため、受付終了しました】 はれときどきカメラの写真教室、4月は愛知県江南市のフラワーパーク江南におでかけします。 パーク内を歩きながら、季節の花の撮影&小物撮影をたのしみます。 初心者さんのための写真教室です ...