自分で撮った写真を印刷してみたいという方は多いと思います。
が、ちょっとややこしいのが
- 自分のカメラだと、どのぐらいのサイズまで印刷できるんだろう
- キレイに印刷するのに、必要な解像度がわからない
という点です。
調べてみても、人によって言い分はバラバラ。
同じカメラでも「○○サイズでの印刷が限界」という人もいれば、「もっと大きなサイズでも余裕」と考える人もいたりします。
そこで今回は、印刷サイズによって最適な画素数がわかるサイト、カシオの「Keisan」を紹介します。
印刷用紙に最適な画素数がわかります
Keisanの使い方は、とってもかんたんです。
1.印刷してみたい用紙サイズを選びます。

2.「計算」を押します。

3.すると、印刷に必要な画素数が表示されます。

「低画素」「標準画素」「高画素」それぞれに必要な画素数が表示されます。
ここで知っておくと便利なのが「dpi」という考え方です。
「dpi」とは
「dpi」は、プリントを考えるときによく使われる単位です。dots per inchの略で、「ディーピーアイ」と読みます。
dpiは
を表します。
たとえば「300dpi」なら、1インチの中に300のドットがあるということです。
ドット数が多くなるほど情報量が多くなりますので、「dpi」の前につく数字が大いほど、印刷した写真がキレイでなめらかにみえます。
印刷サイズによって最適な画素数が変わります
「dpi」の前につく数字が同じでも、印刷するサイズによって最適な画素数が変わります。
先ほど紹介したA3サイズでは、300dpiで1,740万画素が目安になっていました。

これがはがきになると、次のようになります。

グッと画素数が減りました。
このように「dpi」の前につく数字は同じでも、印刷するサイズ(面積)によって、最適な画素数が変わってきます。
写真を印刷するなら、300dpi以上を目安に
写真を印刷する際は、300dpi以上を目安にすると、違和感のない仕上がりになります。一般的には、350dpiが1つの目安とされています。
もちろんdpiの前につく数字が大きければ大きいほど、印刷した写真がキレイでなめらかにみえますが、その分、画素数やデータ量が大きくなります。

人によって基準が違う理由
さて、ここで冒頭で例に挙げた
といったことが、なぜ起こりうるのかをみてみましょう。
これはかんたんにいえば、「何を重視するのか」の違いです。
たとえば、A3サイズで印刷された写真があるとします。それなりの大きさがありますので、全体をみるのであれば、ある程度離れて必要があります。
そこでキレイにみえていれば、「よく写っている写真だなあ」と感じます。
が、中にはもっとこだわりたい人もいるのですね。「どれだけ近くからみても、粗がないようにしたい」というタイプの人です。
つまり、
- 想定した見方(距離)でキレイにみえていればOKという人
- どれだけ近くからみても粗がないようにしたいという人
がいるわけですね。
これが、冒頭に挙げたような違いが出てくる理由です。
おしまいに
今回は、写真を印刷するときに目安となる解像度がわかるサイト、カシオの「Keisan」を紹介しました。
あくまで目安ではありますが、とても便利なサイトです。機種選びの参考にもいいサイトかと思います。よかったら参考にしてみてくださいね。