「うまく撮りたい」という思いが強すぎると、それがプレッシャーになることがあります。
うまく撮るために
- ちゃんと撮らなきゃいけない
- 失敗しちゃいけない
- 前よりもうまく撮らなきゃいけない
といった思いが強くなりすぎてしまうんですね。
この縛りが重石になり、撮ることがつらくなってしまう……。こうしたケースはよくあります。
この状況を脱するには、「もっと楽に考えてみるといい」わけですが、実際はなかなか頭を切り替えられなかったりします。
そこで今回は、楽に撮れるように頭を切り替えるためのアイデアをお届けします。
道具をかえてみよう
方法はとてもかんたんです。
それは、使う道具をかえてみること。たったこれだけです。
人間とは面白いもので、使う道具をかえると、不思議なことに気分もガラッと変わります。
今回の記事のように、デジタル一眼で行き詰った場合は、楽に撮れる道具に変えてみる。これだけで、撮るときの気持ちが変わってきます。
たとえば次のような道具があります。
コンデジや古いカメラを使ってみる
家にコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)や古いカメラがある人はそれを使ってみましょう。
すると面白いもので、今使っているデジタル一眼とは全く違った感覚を味わえるんですね。
以前、愛用していた機種だったとしても、あらためて触ってみると
- あれ、こんなにモニターが小さかったっけ?
- 今よりもずいぶん機能が少ないなあ
- こんな写りだったんだ
……などなど、いろいろな発見があって、とてもたのしくなります。
そして、それが古い機種であるほど、今と比べると不便で、できることが限られているように感じます。
では、そのカメラでしばらくいろいろなものを撮ってみましょう。すると、これがとても面白いんですね。
写りも違う、制限もある、今メインで使っているデジタル一眼とは違う――だから、うまく撮る必要はないという気持ちにさせてくれるんですね。
「傑作を撮るわけじゃないんだから、楽にいこうぜ」と思わせてくれるわけです。
こうした感覚は、実は行き詰ったときに最も必要なものだったりします。
スマホや携帯のカメラで撮ってみる
「道具をかえることで気分が変わる」というのがポイントですので、もちろんコンデジや古いカメラ以外のものを使ってもOKです。
スマートフォンや携帯電話、あるいはタブレット端末のカメラで撮ってみるのもよい方法です。
デジタル一眼で「うまく撮りたい」という思いが強すぎると、どうしても「気楽に撮る」感覚が薄れていきます。
気楽に撮れる道具を使って、そうした感覚を思い出すわけですね。
「本気で撮る時」と「お遊びで撮る時」をわける
今回の記事で紹介したのは、「本気で撮る時」と「お遊びで撮る時」をわけるアイデアです。
常に「傑作をつくらなくては」と考えて撮っていると、忘れてしまう感覚もあります。
今回の方法は、そうした感覚を頭だけでなく、体でも思い出せるようにするアイデアです。よかったら参考にしてみてください。