カメラやレンズは、お店で買うほかにもネットオークションや個人売買でも手に入れることができます。
その際には次の3つの点に気をつけましょう。
ノークレームノーリターンが原則
オークションや個人売買では、ノークレームノーリターンが原則です。
これは、買った後に何かあっても「クレームも返品も一切なしでよろしく」ということです。買う側は、それに了承した上で入札する、というのが基本のルールです。
保証も返品もありません
通常、商品の引渡しが終了した時点で、取引は終了します。お店と違って、アフターサービスはありません。「現状渡し」と同じと考えるとわかりやすいでしょう。
状態は「個人の主観」
オークションや個人売買での商品ページには、「商品状態」が書かれています。
この表記は、「出品者の主観」によるものになります。トラブルになりやすい点ですので、注意が必要です。
どう見るかで「商品状態」が変わる
「個人の主観」は、人それぞれで状態のとらえ方が変わります。
たとえば、「3年使ってそれなりに使用感のあるカメラ」をAさんとBさんがみたとしましょう。
Aさん:まぁ、3年も使ってこの状態なら十分に美品だろう
Bさん:使用感があるし、状態は並だな
Aさんは使用期間を考慮し、Bさんは考慮していないという例です。これ、どちらも間違いではありませんよね。
このように、どう見るかで商品状態が変わるのが「個人の主観」です。
梱包に注意
オークションや個人売買でよく問題になるのが、商品の梱包です。
梱包が不十分だったり、その商品にふさわしくない発送方法で送られてくる場合もありますので、事前にしっかりと確認しておくようにしましょう。
レンズが定形外郵便で送られてきた!
「レンズを買ったら、そのまま封筒に入れられて、定形外郵便で送られてきた」という話を聞いたことがあります。
出品者に「普通に送ったつもり」だったのに、購入者は大激怒!というケースです。このように「送る」ということに関しても、人それぞれの感覚があります。
まとめ
オークションや個人売買は安く買えるイメージがありますが、実際の落札相場を見てみると、専門店で買うのとあまり差がないことも多くあります。
購入後の保証やアフターフォローも含めて、考えてみるようにしましょう。