ヤフオク(オークション)であやうく失敗しそうになったので、その時のことをまとめます。っていうか、今の中古カメラカテゴリ、怖すぎ!
ヤフオク!で入札する前に必ず知っておきたいこと
今回、ヤフオクをのぞいてみた理由は、少し古めの機種を探していたこと。
新品はもう生産していないので、手に入れようと思ったら中古しかない。
そんなわけで、中古カメラ店で探すついでにヤフオク!ものぞいてみたのです。
そうしたらもうびっくりですよ!
極美品とか極上品とか新品級とか、状態がよさそうなのがずらずらっと並んでいる。写真を見ても、新品みたいなものばっかりで!
もうウォッチリストに登録しまくって、入札のタイミング待ちですよ。どれを落札できても、幸せになれる!そう思っていました。
出品ページをみて「何かがおかしい!」
翌日、ウォッチリストに登録したページを見返していると「あれ?」と思うことがありました。
・どの出品者もやたらとセールストークが多い
・中古だからこそ知りたい「悪いところ」がほとんど書かれていない
チェックしていたページはどれもこんな感じで、「んん~?」という気がしてきました。
商品ページの構成も似ているけれど、地域も違うし同一人物ではなさそう。これは何かがおかしい!
ここで中古で買う人の心理を
中古で買う人って、やっぱり状態が気になると思います。
デジタルカメラは寿命があるものですから、「どのぐらい使われていたか」が大きなポイントになります。
で、中古を買う人は、それを外観や状態から判断するわけです。
「うわ、こりゃハードに使い込んでるなあ」とか「丁寧に使われていた感じだし、これならよさそうだなあ」とか考えて買うんですね。
実店舗だったら、実際に見たり触ったりできるので、より判断がしやすくなるのですが、ネットの場合は、書いてあることと写真から判断するしかないわけです。
だから、いいところよりも、悪いところがはっきり書いてあるほういいんです。
で、出品者のほうもトラブルにならないように「悪いところをわかってもらった上で、落札してもらう」。これが本来の形だと思うのです。
だけど、今回気になったページをみると、どれもいいところばかりをずーっと紹介していて、悪いところがよくわからない。
「使わなくなったから、ほしい人いる?」的な個人の出品者とも違うし、中古を専門に扱うお店とも違う。やっぱりヘンだよ、これ!
カメラカテゴリではとんでもないことが起こっていた
「絶対におかしい!」と思って調べてみたら、予感は的中。・・・っていうか、怖すぎ!
こんなことが起こっていました。くわしくまとめられているサイトを紹介します。
★オークションで起こっていること
★オークションに注意
上のリンクが見られない人のために書いておくと、カメラに詳しくない素人が安い中古を買ってきて
・勝手に色を塗ったり、油を差したりして、とりあえずの状態にする
・新品のようにみえる撮り方をする
・とにかくセールストーク!
・悪い評価がつかないようにする方法がある
というやり方をしてるって話。とんでもないよ、これ!
中古は新品ではないのだから、程度の差はあれ、誰かが使った痕跡が必ずあります。
だからと言って、専門家でもない人間が勝手にレタッチしたり、油を差したりとかってどうなのよ!という話です。しかも、カラーもオイルも適当なものを使うって・・・。
いや、もう怖すぎって話ですよ。
目当てのカメラは
今回は、オークション終了日時までに時間があったので、じっくり考えて気づくことができましたが、これが終了直前だったら疑うことなく入札していただろうなあと思います。
中には、誠実な出品者さんもいたかもしれませんが、見分けがつきません。
「悪い評価をつけられない方法」の存在を知ってしまうと、判断基準となるはずの評価もアテにならず、見分ける方法がないのです。
そんなこともあって、オークションは選択肢からはずしました。
目当てのカメラは中古カメラ店で買いましたが、今回の件もあって、もう安心と信頼がケタ違い。やっぱり専門店はいい!
まとめ
オークションにもいい出品者さんはたくさんいると思いますが、今のような状況だと見極めが本当に難しいと思います。
カメラ関連ってモノによってはけっこうな額になりますし、万が一のことを考えると、安心なところから買うのが一番なんじゃないかなあと思います。
しかし、勉強になったのはいいけれど、オークション、好きだったのになあ・・・。