今の時代、ネットを使っていると、本当にたくさんの情報が目に入るようになりました。
ひと昔前は「情報は自分から集めるもの」という側面が強くありましたが、今の時代はネットに少しつなぐだけでもたくさんの情報が目に入ってきます。
たとえば、ニュースサイト。たとえばSNS。これらを短時間利用するだけでも、山のような情報が自分の目の前に飛び込んできます。
というわけで今回は情報とのつきあい方について考えていきます。
その情報はどう自分に影響するのか
先に紹介したように、今はネットにつなぐと、たくさんの情報が自分の目に飛び込んできます。
ここで注意したいのは、「その飛び込んでくる情報は、果たして自分のためになるものなのか」という点です。
「今、自分にとって必要な情報だろうか」と考えてみる
目の前に飛び込んでくる情報には、大きく分けると「自分に役に立つもの」と「そうでないもの」があります。
1つ1つの情報自体は「誰かにとっては役に立つもの」であったり、ほかの人にとって「重要なもの」や「価値のあるもの」であったりします。
……が、それとは別に「この情報は、今、自分にとって必要なものなのだろうか」と考えるんですね。
ここで大切なのは「今の自分にとって」という点です。
「誰かがそう言ってたから」「みんながそう言ってるから」「知っておいたほうがよさそうだから」といった部分をはずして考えてみるんですね。
勉強と片づけを例に考えてみる
人間、不思議なもので、何かをやらなければいけない時に、「今やらなくてもいいこと」をやりたくなることがあります。
たとえば、勉強。テスト前で、一生懸命勉強をしなければいけない時なのに、急に部屋の片づけがしたくなる。
勉強に限らず、これと似たような経験をしたことのある方も多いかと思います。
上のようなケースについてもう少し深く考えてみましょう。
1つ1つのパーツとしてみれば、「勉強」と「片づけ」はどちらも価値のある行動です。勉強をすれば自分の力がつきますし、片づけをすれば部屋がキレイになり心地よくすごせるようになります。
……が、「テスト前である今」という条件がつくと、優先順位が変わってきます。
「今、本当に時間を割くべきなのはどちらなのか」と考えてみると、答えはおのずとみえてくるでしょう。
つまり、
- 1つ1つのパーツでみれば、どちらにも価値がある
- が、「今の自分が本当に必要なのはどちらか」と考えると、今すべきことがわかり、優先順位が決まる
わけですね。
そう、情報の場合も、この例と同じように考えてみるのですね。
目に飛び込んでくる情報との接し方
今の時代は本当にたくさんの情報が目に入ってきます。SNSをやっている方はなおさらでしょう。
こうしたときに有効なのは、自分への問いかけです。
「それはどうしても今見なければいけない情報なのだろうか」と考えるんですね。
「どうしても今しなくてはいけないのか」……この問いかけは非常に有用です。
たとえば、SNSをやっている方でしたら、日々流れてくる多くの情報。それは、「本当に今の自分に必要なのか」を考えてみるんですね。
このように考えてみると、実は、今の自分にとって本当に必要な情報はそれほど多くないことに気づきます。
目的をもって情報を探す
情報に関して有用なのは、「目的をもって情報を探す」ことです。
「知りたいことがある。だから調べる」わけですね。つまり、自分の目的を果たすために、情報を得て、それを役立てる。
そう、本来の「情報との接し方」です。今のように情報があふれている時代は、こうした「本来の形」を忘れてしまいがちです。
迷ったときは、本来の形を思い出してみる。これが有用です。