今の時代は、本当にたくさんの情報があふれています。
写真に関しての情報もそうですね。ネットで検索すると、とんでもない数の情報が出てきます。
が、これは写真に限りませんが、情報を入れすぎると、自分が苦しくなってくることがあります。
- たのしかったはずのことが、そうではなくなってきた
- 「これでいいのだろうか」とやたら考えてしまうようになった
- 撮るときに「こうすべき」「こうあるべき」と考えるようになった
- ほかの人と比べてしまうようになった
……などなど。
要は、得た情報に縛られてしまっているわけですね。
気楽に撮るのがたのしかったのに、「この場面では、こうしなくてはいけない」「これはやってはいけない」など、ルールのようなものを感じてしまったりもする。
特にテクニックや撮り方の情報を入れすぎると、「こうあるべき」という考え方が強くなってしまうことがあります。
そこで今回は、気楽に撮れなくなってきたと感じる方に向けて、いくつかの本を紹介します。
お散歩写真概論
この本はぜひ多くの方に読んでもらいたい名著だと思います。とにかく写真を撮ることのたのしさにあふれた1冊です。
面白いから撮る、たのしいから撮る、発見したから撮る――どの写真にも、純粋な興味と関心が詰まっています。
写真に過度な補正や加工がされていないのもポイントです。
お散歩写真のススメ
かなり古い本になりますが、こちらも素晴らしい1冊です。
読んでいると、お出かけして気楽に写真を撮りたくなること間違いなしの名著です。どの写真も非常にたのしく、みているだけでもとてもよい気分になれます。
また、一見、何気なく写真にみえるような写真にも、しっかりとした技術が。
昨今の書籍等でよくみられる「補正や加工で作り込んだ写真」では、味わえない写真のよさがあります。おすすめの1冊です。
自由に楽しむ! スナップ写真入門
これまでにも街歩き系の書籍を何冊も出している写真家さんの本です。自由に写真を撮ることのたのしさを説いています。
この写真家さんの本は、これまでに何冊か読んでいますが、肩の力を抜いてたのしむ後押しをしてくれるのが特長。
掲載されている写真をみると「あ、こんな感じでいいんだ。これなら気楽にたのしめそう」という気持ちにさせてくれます。
気楽にたのしんでみよう
今回は、写真を気楽にたのしみたい方におすすめの本を紹介しました。
上記の本はいずれも「こうあるべき」「こうしなくてはいけない」といった考え方とは違ったアプローチをしてくれる本です。
技術論というよりも「こんな写真の楽しみ方もあるよ」というアイデアを教えてくれる本ですね。「あ、こういう方法もあるんだ。ちょっとやってみよう」という気持ちになれますよ。
ぜひ肩の力を抜いて、たのしんでみてください。