デジタルカメラをみると、光学ズームのほかに「デジタルズーム」と書かれているものがあります。
たとえば「光学ズーム40倍 デジタルズーム4倍」というような表記ですね。
「なんでズームが2つあるの?」と思う方もいるかと思います。今回は2つのズームの見方と考え方をみていきましょう。
重要なのは「光学ズーム」
カメラのズーム性能を見る時は、一般に「光学ズーム」の項目をみます。これがズーム機能のメインになります。
この倍率が大きいほど、遠くのものを大きく写すことができます。
デジタルズームはおまけ的機能
デジタルズームは、「ズーム倍率をさらにあげる」機能です。
が、画質が大きく低下するので、あくまでおまけ的な機能と考えるのが一般的です。
上の「光学ズーム40倍 デジタルズーム4倍」でしたら、通常は40倍のズームですがデジタルズームを使うと「さらに4倍」することができ、160倍になります。
あくまでオプション的な機能ですので、通常は、一定の画質を保つことができる「光学ズーム」を使用することがほとんどです。
デジタルズームだとなぜ画質が低下する?
デジタルズームは、カメラ内で「元になる画像を拡大して切り取る」機能です。
光学ズームはレンズで被写体を拡大して写しますが、こちらは「元になる画像を拡大して切り取っている」だけですので、ズームするほど画像の粗が大きくなっていきます。
そうした性質があるため、光学ズームではどうしても届かない時など、緊急用として考えるのが一般的です。
まとめ
光学ズームとデジタルズーム、2つ並んでいるとややこしいですが、まずは光学ズームに注目して考えます。
こうした性質がわかると、使いどころのイメージもしやすくなりますね。
はれときどきカメラ編集部 RYOTA
はれときどきカメラの中の人その2。よく単焦点レンズをつけて街歩きをしています。好きなものは洋画とフエキくん。最近はツバメノートを愛用しています。
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