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カメラを固定する必要があるのはどんな時?

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カメラを固定する必要があるのはどんな時?

カメラ用品をみていると、三脚をはじめ「カメラを固定するための機材」がいろいろとあります。

今回は、そもそもなぜカメラを固定する必要があるのか、どんな時に固定するのかという点についてみていきましょう。

なぜカメラを固定して撮影するのか

なぜカメラを固定して撮影するのか

カメラを固定する理由は、撮影時のブレを軽減するためです。

手持ち撮影で、シャッターを切っている最中にカメラを動かすとどうなるでしょう。そう、ブレた写真になってしまいます。

「手ブレ」「カメラブレ」が起こった写真になるわけですね。

現在は、手振れ補正がついている機種が多くありますが、あくまで「補正」です。

手ブレをなくしたり、防いだりする機能ではありませんので、シーンによってはブレた写真になってしまうことがあります。

つまり、手ブレやカメラブレをなくするためには、「シャッターを切っている最中にカメラを動かさないこと」。ここがポイントになります。

ブレる確率を下げる

シャッターを切っている最中にカメラを動かさない――それを実現させるにはどうしたらいいでしょう。

そう、カメラを固定するのですね。そうすれば、シャッターを切っている最中にカメラが動いてしまう確率を下げることができます。

カメラを固定する主に次のような方法が使われます。

  • カメラの構え方を身につける
  • 体を壁につけるなどして、体が揺れにくいようにする
  • カメラを台に置くなどして、カメラが動きにくいようにする
  • カメラを固定する機材を使う

どの方法も一長一短があります。くわしくみていきましょう。

カメラをどう固定するのか

自分の体を揺れにくいようにする

まずは手持ち撮影で使える「自分の体を揺れにくいようにする」からみていきましょう。

  • カメラの構え方を身につける
  • 体を壁につけるなどして、体が揺れにくいようにする

手ブレしやすいような場面でも、カメラを固定することでブレる確率を大きく下げることができます。

カメラの構え方はほとんどの場合、実は説明書に載っています

たとえば、CANONのKiss X10のマニュアル(活用ガイド)には次のように書かれています。

EOS Kiss X10 活用マニュアル P.50より

このように非常にわかりやすく書かれています。

説明書は現物のほか、各メーカーのサイトでもみられますのでぜひ確認してみましょう。

こうした構え方にあわせて、「体を壁などにつける」とより体が揺れにくくなります。ブレる確率を下げることができるわけですね。

手持ちだけでは難しい撮影

手持ちだけでは難しい撮影

ただ、手持ち撮影は身軽な反面、人間のやることですから、どうしてもカメラが動いてしまうことがあったり、長時間の固定は難しかったりします。

たとえば、次のような撮影は、手持ちだとなかなか大変です。

  • マクロ撮影や望遠撮影など、被写界深度が浅い撮影
  • 暗いところでの撮影
  • 長時間露光撮影

被写界深度が浅い撮影では、カメラがほんのわずか動いただけでもブレが目立つ写真になってしまいます。

また、シャッターが切れるまでに時間がかかる撮影では、その間、ずっとカメラを動かさずにいるというのは、手持ちではかなり大変です。

そこで出てくるのが、カメラ自体を固定するという考え方です。

カメラ自体を固定する

カメラ自体を固定するのには、主に次のような方法が使われます。

  • カメラを台に置くなどして、カメラが動きにくいようにする
  • カメラを固定する機材を使う

「台」は、たとえば机やベンチなどです。

台にカメラを直接置く、あるいはカメラを手持ちしてひじを台に置くと、かなり安定感が出ます。使える場面は限られますが、手持ち撮影の軽快さを保ちつつ写真を撮ることができます。

カメラを直接置くときは専用のクッションがあると便利です。

カメラを固定する機材

「カメラを固定する機材」は、一脚や三脚などです。

一脚は安定感では三脚に劣りますが、機動力は三脚に勝ります。ただ、多少コツをつかまないとカメラの固定が難しかったりします。

三脚は機動力に難がありますが、どんな場面でもオールマイティに使うことができます。

日常の撮影から暗い場所での撮影、クローズアップ撮影、マクロ撮影、望遠撮影、長時間露光撮影など、様々な場面で使うことができます。

まとめ

今回は「なぜカメラを固定する必要があるのか」「どんなときに固定するのか」という点についてみてきました。理由がわかると使い分けもしやすくなりますね。

マニュアルに載っているカメラの構え方は、ぜひ確認してみてください。基本の見直しにもつながり、いろいろな発見がありますよ。