被写体にぐっと近づいて撮影したいけれど、マクロレンズを持っていない・・・そんな場合は「クローズアップレンズ」というアイテムを利用する方法があります。
クローズアップレンズとは
クローズアップレンズはフィルターのようにレンズの先端に取り付けるもので、手軽に接写を楽しむことができます。
こちらは、キヤノン純正のクローズアップレンズです。
ほかにもKenkoやMARUMIなど、複数のメーカーから発売されています。
取り付けたいレンズのフィルター径に合うタイプを選びましょう。
クローズアップレンズありとなしで比較
クローズアップレンズを使うと、被写体にどれくらい近づけるようになるのでしょうか。
2種類のレンズで、同じ被写体を「クローズアップレンズなし」と「クローズアップレンズあり」で撮影してみました。
使用したクローズアップレンズは、Kenko MC クローズアップレンズ No.3です。
Kenko レンズフィルター MC クローズアップレンズ No.3 52mm 近接撮影用
単焦点レンズ + クローズアップレンズの組み合わせ
クローズアップレンズなし
単焦点レンズ(75mm相当)で、10cmくらいの小さな人形を撮影しました。
ピントが合うぎりぎりまで近づいても、人形のまわりのものが写り込みます。
クローズアップレンズあり
人形にぐっと近づいて、質感や表情がよりはっきりと映し出されました。
望遠レンズ + クローズアップレンズの組み合わせ
クローズアップレンズなし
望遠レンズ(300mm相当)で、赤いポピーの花を撮影しました。
三脚が立てられない場所だったので、手持ちで撮影しています。
クローズアップレンズあり
焦点距離の長い望遠レンズと組み合わせると、マクロレンズで撮影したような写真になりました。
その反面、ピントの合う範囲はとても狭くなります。風が吹いていたこともあり、なかなか思うようにピント合わせができませんでした。
まとめ
クローズアップレンズは画質の面ではマクロレンズにかないませんが、普段使っているレンズに取り付けるだけで手軽に接写を楽しめるアイテムです。
クローズアップするほどピントの合う範囲が狭くなるので、AFでのピント合わせが難しい場合はMFで操作するのがおすすめです。
今回は手持ちで撮影しましたが、三脚を使うとさらにより緻密なピント合わせが可能になります。
Midori
はれときどきカメラの中の人。日々、カメラを持ってまちあるきをしています。最近は塩パンにはまっています。
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