撮影に行く際は、予備のメモリーカードも持っていくのがおすすめです。
今使っているメモリーカードの容量に余裕がある場合も、ぜひスペアのカードを持っていきましょう。
というわけで今回は、予備のカードの必然性を実例をもとにお届けします。
データトラブルは1つではない
メモリーカードのトラブルで、まず気をつけたいのは
- データが消えないようにする
ということです。
この点については、このブログでも何度か記事に取り上げてきました。
これについては、メモリーカードを丁重に扱う、撮影後はできるだけ早くバックアップを取るなどの方法でおおよその対策ができます。
……が、もう1つ気をつけたいのは、書き込み時のトラブルです。
つまり、シャッターを押して、メモリーカードが写真を記録する際に起こるトラブルです。このトラブルは突然起こるので、あらかじめ対策をするのは非常に難しいものがあります。
ここで、私たちが実際に遭遇した書き込みトラブルを紹介します。
書き込み中にフリーズ
撮影をしていたときに、突然、メモリーカードの書き込みがうまくいかない現象が発生しました。
それは
- 連写をすると、書き込み中のままフリーズしてしまう
という現象でした。
フリーズ後は操作をまったく受け付けない状態で、カメラを再起動するしかありませんでした。
ちなみに単写や動画は、この現象が発生したあとも正常に書き込みすることができました。が、連写を行うと、やはり書き込み中にフリーズが発生します。
この現象がカメラ本体によるものかメモリーカードによるものかわからなかったので、帰宅後、複数のメモリーカードを使ってためしてみました。
すると、どのメモリーカードも連写は問題なくできます。
どうやら連写時の書きこみ中のフリーズは、このメモリーカードに原因があるようです。
過去には、別のカメラとメモリーカードでも
こうした現象は、過去に別のカメラとメモリーカードを使っていたときにもありました。
現象としてはほぼ同じ。このときも連写時に発生しました。
その際に使っていたメモリーカードは、信頼性が高いといわれているメーカーの商品。
メモリーカードは、当たりはずれがあるとよくいわれます。このときは「はずれをひいてしまったかもしれないな……」と思いました。
常に予備のカードを持っておこう
上で紹介した例は、これまでにたくさん撮影してきたうちの2回だけなので、まれにしか起こらない現象といえるかもしれません。
しかし、「使い続けていた操作ができなくなる」「特定の操作しかできなくなる」というのは、シーンによっては致命的なことになる可能性もあります。
ですので、このブログの読者の方には、撮影に行く際は、常に予備のメモリーカードを持っておくことをおすすめします。
幸い、メモリカードはかさばることなく持ち歩けますので、1つ増やしたところで荷物の負担にならないという利点があります。