前回の記事では、キヤノンのマニュアルを例にして、カメラの説明書を読む面白さをお届けしました。
今回は、Nikonのマニュアルを例に、説明書を読む面白さをみていきましょう。
Nikonのカメラのマニュアルは紙の冊子だけでなく、Nikonのダウンロードセンターでもみることができます。ネット環境があれば、いつでも任意の機種のマニュアルをみることができます。
今回は、D3500のマニュアル(活用ガイド)を例にみていきます。
ダウンロードセンターで閲覧できるものも、紙の説明書と同じ内容です。
機能を理解する
説明書は、カメラのわからない操作や機能を調べるだけでなく、読んでいても面白い情報がいろいろとあります。
たとえば、こちらはD3500の時計用電池についての解説です。
カメラを使っていると、「カメラ本体の時計の電池はバッテリーとは別」なことに気づきます。
が、この時計用電池は、なんとバッテリーから充電されるんですね。
約3日でフル充電、その後、約1か月持つと書かれています。
しょっちゅうカメラを使っているときは、なかなか気づかない点ですが、時計の電池はこのようなシステムになっているんですね。
しばらくカメラを使う機会がなく、時計が初期化されてしまった時も、焦らなくてもOKということがわかります。
ここでは「時計用電池」の項目をピックアップしましたが、Nikonのマニュアルは、機能の性質がこのように丁寧に書かれています。読んでみると、より自分の機種への理解が深まります。
カメラの性質を再確認
すでに知っている機能の項目も、読んでみると面白いものです。
こちらは「オートフォーカスが苦手な被写体」についての項目です。
簡潔ながらも、オートフォーカスが苦手な被写体について、とてもわかりやすく解説されています。
こうしたページでは、ほかのカメラにも生かせる知識だけでなく、そのカメラの性質にあわせた解説がされています。
撮影方法も丁寧に解説
カメラの説明書は、撮影方法も丁寧に解説されています。
たとえば、こちらはシャッターボタンの半押しについての項目です。
操作方法と用語が非常にわかりやすく解説されています。
ふだん何気なくやっている操作も、このように言語化されているものをみると、より理解が深まりますね。
つづいて、こちらはカメラの構え方の項目です。
こちらも非常にわかりやすく、カメラの構え方の基本が書かれています。自分の構え方に疑問を感じたときなど、構え方の再チェックにも便利なページです。
便利な資料ページ
D3500の説明書の巻末には、カメラの仕様を記載した資料ページがあります。
専門用語が多く、ややとっつきにくいページ群ですが、有用な情報が多くある項目です。
中でも「使用できるアクセサリー」「使用できるメモリーカード」「お手入れの方法」は、ぜひ目を通しておきたいところ。
その機種の規格や性質のあわせた、最適で確実な情報が書かれています。
今回の記事で紹介したアイテム
今回の記事で紹介したアイテムは次の通りです。
【Nikon D3500】
【Nikon ダウンロードセンター D3500】