カメラは機種ごとでいろいろな特長がありますが、実はシャッターボタンの押し込みの深さにも違いがあります。
- 半押しのつもりがシャッターを切っちゃった
- しっかり押し込まないとシャッターが切れない
といった経験はどなたもあるかと思います。
これは機種によって、シャッターが切れるまでにどれだけボタンを押し込むのかが違うために起こる現象です。
こうしたシャッターボタンを押し込む距離のことを「シャッターストローク」といいます。
シャッターストロークの考え方
押し込む距離が短いカメラは、シャッターボタンを少し押しただけでもシャッターが切れます。
たとえば瞬間を止めるこのようなシーン。
こうした場面では、シャッターボタンを押してすぐにシャッターが切れるので、瞬間を切り取りやすくなります。
が、慣れるまでは「半押しのつもりがシャッターを切ってしまった」という点が気になる場合もあります。
「しっかりと押し込みたい」「半押しと全押しの区別をつけたい」方は、シャッターボタンを押し込む距離が長いカメラが便利です。
押し込みが深い分、瞬間を切り取るのには慣れが必要になりますが、しっかりと押し込む感触を味わえます。
シャッターストロークの浅い・深い
シャッターが切れるまでに押し込むシャッターボタンの距離を次のようにいいます。
- 押し込む距離が短い → シャッターストロークが浅い
- 押し込む距離が長い → シャッターストロークが深い
そう、「浅い・深い」を使って表します。
どう選ぶか
シャッターストロークの深さは機種ごとに違っていて、ユーザー側では調整ができません。
ですので、購入する前にはできるだけ実機を触って感触をつかんでおきましょう。
シャッターボタンは深さのほかにも、軽さにも違いがありますので、それとあわせて自分のフィーリングに合うかどうかみていきます。
動きのないものを撮る場合は、シャッターストロークの深さによる時間差はほぼないといっていいでしょう。
選ぶ際には
- カメラをどんな場面で使いたいか
- 自分のフィーリングに合いそうか
- 練習すれば感触がつかめそうか
といった点をみて選びます。
まとめ
今回はシャッターストロークについてでした。
カメラ選びはスペックが注目されがちですが、実はシャッターボタンの使いやすさやフィーリングは大きなポイントです。
ぜひ「気持ちよくシャッターが切れる」「シャッターの感触」にも注目してみてくださいね。
はれときどきカメラ編集部 RYOTA
はれときどきカメラの中の人その2。よく単焦点レンズをつけて街歩きをしています。好きな鳥はカワラヒワ。
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