カメラを買ったら、日常生活とは違う視点からいろいろなものをみてみましょう。
中腰になってみたり、しゃがんでみたり、真上から見下ろしてみたり、いつもより近づいてみたり。
みる位置をほんの少し変えるだけでも、ふだん目にしているのとは違う世界がたのしめます。
真上からみてみる
見慣れたものでも、真上からみてみると「あれ、こんな面白い形をしていたんだ」と感じられることが多くあります。
真上からみると、まったく違う印象を受けるものもあり、なにやら不思議な感覚を味わえます。
花や植物は、同じ種類のものでも1つ1つ形が違います。横からみて「どうかなあ?」という形をしたものがあったら、ぜひ真上からみてみましょう。
びっくりするぐらいに雰囲気が変わってみえることがあります。
低いところからみてみる
ふだんとは目の高さを変えてみてみるのも面白い方法です。中腰になったり、しゃがんだりして被写体を見上げるようにして撮ってみると、不思議な世界観が味わえます。
目の高さを決めるときにユニーク方法があります。それは、何かになりきること。「昆虫の視点」や「動物の視点」など、何になりきるかを設定してみましょう。
そうすると、たのしく撮れるだけでなく、その視点に裏づけができるため、説得力のある写真が撮れます。
近づいてみる
見慣れたものでも、ふだんより近づいて撮ってみると、いろいろな発見があります。今まで気づかなかった質感やディティール、雰囲気の面白さに出会えることがあります。
また、「近づいてみる」を意識すと、「全体でみるとふつうの形だけど、よくみると面白い箇所がある」タイプの被写体にも出会いやすくなります。
「花に昆虫がいる。でも、花が枯れかけている……」そんなときは、グッと近づいてみましょう。昆虫が生きるその世界に入り込めます。
使用しているレンズによって、近づける距離は変わりますが、ふだん目でみているのとは違った世界を味わえます。
特別な場所でなくてもたのしめる
よく目にするものでも、みる位置を少し変えると、まったく違う雰囲気にみえることがあります。これがカメラの面白いところで、ここに光の向きや色、季節感などが加わると、身近な場所でもたっぷりとたのしむことができます。
パッとみて、「これ、いまいちかなあ?」と思ったものでも、視点を変えてみると、ユニークにみえるものがいっぱいあります。
特別な場所で撮るのもたのしいけれど、身近な場所であらたな発見があるのもたのしい。カメラを存分にたのしみましょう。