デジタル一眼で撮った写真は、JPEGやRAWといったデジタルデータ形式で保存されます。デジタル一眼における写真データの設定や扱い方の基本を知っておくと、より使いやすくなります。
カメラ本体の日付・時間設定
カメラ本体の日付・時間設定を正確にしておこう
デジタル一眼は、メニューから日付と時間の設定ができます。カメラを買って最初に設定することの多い項目ですが、必ず正確な日時を設定するようにします。
ここで設定した日付・時間は、写真のデータにそのまま反映されます。写真を整理する際に日付順に並べたり、目的の写真を日付で探したりするのに便利です。
また、時間が正確に設定されていると、『このスポットは、この時間帯に行くと光の状態がいい感じ』など、次に撮影に行く時の参考になります。
\ 写真の整理にも便利です /

バッテリーを長期間はずしていた時
本体のバッテリーを長期間はずしていると、日付と時間の設定がリセットされることがあります。また、本体の内蔵電池で日時を管理している場合も同様で、その電池がなくなると日時がリセットされてしまいます。
こうしたケースでは、再度、日時設定を行うことで対応します。

画像サイズと画質設定
設定を変えたら、いつもの設定に戻しておく
デジタル一眼で写真を撮るときは、できるだけ大きな画像サイズで高画質な設定にするのがおすすめです。

・・・が、そうした設定で撮ると、1枚あたりのデータ容量が大きくなるため、メモリーカードの容量が少ないときは、考えどころです。
その際によく使われるのが、設定の変更です。『画像サイズを小さくする』『画質を落とす』と、1枚あたりのデータ容量が小さくなります。あくまで緊急用の対策ですが、こうした設定をすることで、メモリーカードの容量が少なくても、枚数を多く撮れるようになります。
ここで注意したいのが、設定を変えて使った後は、必ずいつもの設定に戻しておくということです。
これを忘れると、次にカメラを使うときも、画像サイズや画質が物足りない設定のまま撮ることになります。撮影前・撮影後の両方で設定を確認する癖をつけておくと、こうした事態を防ぎやすくなります。
いつもの設定が分からなくなったら、Exif情報で確認ができます。

元データの扱い
元データはできるだけ残しておこう
デジタル一眼で撮った写真は、画像編集ソフトを使って補正や編集をすることができます。
補正・編集する場合は、データを上書きせずに、必ず元データを残しておくようにします。元データに上書きをすると、元データが消失してしまいます。
そのため、補正・編集をする場合は、必ず元データを複製し、それを補正・編集用にします。このようにすると、画像の編集中に誤って上書きをしてしまっても、元データに影響がありません。
特にJPEGは、補正や編集を重ねると画質が劣化する性質があるので、元データを残しておくことは保険にもつながります。
まとめ
今回は、デジタル一眼における写真データの設定や扱い方の基本についてお届けしました。よかったら参考にしてみてくださいね。