写真を始めたばかりの方は、同じシーンでもできるだけたくさん撮るのがおすすめです。
デジタル一眼はメモリーカードの容量がある限り、何枚でも撮れるのがメリットです。
同じシーン(同じ被写体)でも、いろいろなアイデアでたくさん撮ってみましょう。「いい写真」が撮れる確率があがります。
写真を始めたばかりの方は、次のようなパターンで撮ってみるのがおすすめです。
同じ位置から何枚も撮ってみよう
まずは、同じ位置から何枚も撮ってみましょう。構図や設定はそのままでOKです。
これには「ブレ」と「ピント位置」による失敗写真を防ぐ効果があります。
具体的にはその位置からの撮影が
- 手ブレ(カメラが動いてぶれてしまう)
- 被写体ぶれ(被写体が動いてぶれてしまう)
- ピンぼけ(ピント位置がずれてボケた写真になってしまう)
といったミスで終わらないように、何枚も撮っておくというわけですね。
構図を変えて撮る
つづいては、自分の位置はそのままで構図だけを変えて撮る方法です。
最初に、被写体を左において撮ったなら、今度は右においてみる。あるいは、中央におく、見切らせる・・・などなど、その場でできる構図をいろいろと試してみます。
そうすることで、「思いもよらなかった構図」や「より魅力的にみえる構図」を発見できることがあります。

自分が動いて撮ってみよう
同じ位置からいろいろと撮ったら、次は自分の位置を変えてみましょう。
高さを変えて撮る
今の位置とは違った高さから被写体を撮る方法です。
- 被写体と同じ目の高さで撮る
- 上から見おろすように撮る
- 下から見あげるように撮る
など、これまでとは高さを変えて撮ってみます。
ほんのすこし立ったり座ったりするだけでも、ずいぶんと印象が違った写真が撮れます。シーンによっては、被写体の横にまわる、後ろにまわるなどして撮るのも面白い方法です。
距離を変えて撮る
被写体との距離を変えて撮るのもいい方法です。
- 被写体に近づいてみる
- 被写体から離れてみる
だけで、写真の雰囲気がガラッと変わります。どちらも実際にやってみると、効果の違いが実感できます。
被写体には近づいて撮ったほうがいいものと、離れて撮ったほうが味のでるものがあります。また、「背景の割合」も重要なポイントで、被写体から離れるほど、写真の中に背景が多く入ります。
一歩違うだけでも雰囲気がかなり変わります。
撮影後の確認
撮影が終わったら、1枚1枚の印象をみていきます。その際にはベストな1枚を探すだけでなく、ベストではない写真についても考えるようにします。
「こうすればよかった」「ここが○○だったらベストだった」など、その写真がなぜベストにならなかったかを考えてみましょう。
こうした作業を毎回行うことで、撮影のスキルが身についていきます。また、撮るときに「この被写体はこういう撮り方がよさそうだ」といった、おおよそのイメージもできるようになります。
まとめ
今回は「同じシーンでもできるだけたくさん撮ること」のすすめでした。
デジタル一眼はメモリーカードの容量がある限り、何枚でも撮れます。「枚数を気にせずにチャレンジができる」のが魅力ですので、ぜひいろいろとためしてみてください。