カメラの構え方に「3点支持」という考え方があります。今回は、3点支持をテーマにお話していきます。
3点支持とは
3点支持とはカメラを支えるポイントの数のことです。
具体的には
1点支持:片手でカメラを持つ
2点支持:両手でカメラを持つ
3点支持:両手でカメラを持ち、顔につける
と考えます。
支えるポイントが増えるほどカメラが安定して、ブレにくくなるという考えです。
ファインダー撮影では、この3点支持が構え方の基本になります。
両手の力の割合は、右手のほうに重点を置くイメージです。
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ライブビュー撮影は2点支持
ライブビュー撮影の場合、顔にカメラをつけませんから、両手でカメラを持って撮る2点支持になります。
3点支持より支えるポイントが減るため、手ブレしやすくなります。
対策としては
・脇をしめて、両手でカメラをしっかり持つ
・壁に寄りかかるなどして、支えるポイントを増やす
といった方法で安定感を出すようにします。
脇は軽くしめるぐらいがちょうどいいかと思います。
この対策はもちろん3点支持のときにも有効です。よりカメラが安定して、ブレにくくなります。
一脚
支えるポイントを増やすための機材に「一脚」があります。
一脚は、三脚と同じような役割と思われがちですが、実は、単独でカメラを支えられる三脚とは性質が大きく違っています。
手持ち撮影の際に、カメラを支えるポイントを増やすのが一脚です。
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まとめ
どれもちょっとしたことですが、意識するだけでかなり違いが出てくると思います。特に、手ぶれに悩んでいる人はぜひ参考にしてみてくださいね。