カメラの用語に「歩留まり(ぶどまり)」というものがあります。
- 新しいカメラにしたら歩留まりがよくなった
- 暗い場所だと歩留まりが悪くなる
- 今日は、全体に歩留まりがよかった
なんて感じで使われます。
この「歩留まり」という言葉、ざっくりいうと次のような意味で使われます。
写真がうまく撮れた率
ピントがうまく合った率
歩留まりの使い方
では、「歩留まり」という言葉の使い方をみていきましょう。
歩留まりがいい(高い)
撮った写真のうち、「うまくいった写真」や「納得できる写真」の率が高いことを、「歩留まりがいい」または「歩留まりが高い」といいます。
たとえば、よくブレてしまう人は、構え方の練習をすると歩留まりがよくなります。ブレた写真が減って、うまくいった写真が多くなるということですね。
また、「今日は調子がよく、歩留まりがよかった」といえば、成功写真が多かったという意味になります。
カメラを新しくしたら歩留まりがよくなった
「歩留まり」は、カメラを変えた時にも使われます。
たとえば「カメラを新しくしたら歩留まりがよくなった」といえば、
- 描写がよくなり、満足できる写真が増えた
- AFがよくなり、ピントが合う率が上がった
などといった意味で使われます。
このように、うまく撮れた写真、満足できる写真の割合を表すのにも使えます。
歩留まりが悪い(低い)
反対に、「うまくいった写真」があまり撮れないことを「歩留まりが悪い」「歩留まりがよくない」「歩留まりが低い」といいます。
つまり、「成功率が低い=歩留まりがよくない」ということですね。
こちらの言葉は、主にピントの精度やカメラの性能についてよく使われます。
たとえば、こんな意味で使われます。
AFの精度がいまいちで、ピントが合いにくい
描写が甘く、納得できる写真が少ない
色が飽和しやすく、キレイに撮れない
前後の文脈から意味が変わってくるということですね。
まとめ
今回はカメラの用語で時々使われる「歩留まり」についてでした。
もともとは製造業でよく使われている言葉ですが、カメラや写真でもちょくちょくと使われます。カメラやレンズのレビューでも時々目にしますね。
はれときどきカメラ編集部 RYOTA
はれときどきカメラの中の人その2。よく単焦点レンズをつけて街歩きをしています。好きな鳥はカワラヒワ。
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