家電量販店や通販サイトをみていると、ふだん使っているものよりも安価なメモリーカードを目にすることがあります。
パッケージや商品説明をみると、速度や性能は問題なさそう。商品によっては、ふだん使っているものよりも、性能が上回っているものもあったりします。
こうした場合、すぐに飛びつきたくなりますが、少し時間をおいてよく考えてから結論を出すのがおすすめです。
カタログ値の考え方
メモリーカードを選ぶ際に多くの方が気になるのは容量と速度かと思います。
容量
容量に関しては、基本的にパッケージや商品説明にある通りのものと考えて問題ありません。
ただ、注意したいのは、どのメーカーのメモリーカードでも、その容量をまるまる写真や動画の記録に使えるわけではないという点です。
たとえば、32GBのメモリーカードでしたら、32GB全部を写真や動画の記録に使えるわけではありません。これはどのメーカーのメモリーカード、どの容量のメモリーカードでも同じです。
記録に使える容量は、パッケージに表記されているものよりも少なくなります。
知らないメーカーのものを買うと、少し気になる部分があると「これ本当に大丈夫なのかな?」と思ってしまうことがあります。
が、メモリーカードの容量に関しては、記録に割り当てられる部分は、パッケージ表示されている容量よりも少なくなるのが普通です。
容量に関してはこの前提を知っておけば安心ということですね。
速度
メモリーカードの速度に関しては、参考程度と考えておくのが安心です。
カタログ値は、「何から何までベストな条件が揃ったときに、その数字が出る」ものと考えておきましょう。
つまり、基本的には「その数字はめったに出ない」ケースがほとんどです。常時その数字が出るわけではありません。
ふだんはどのぐらいの速度なのかは、実際に使った人の声(商品のレビューなど)やCLASSといった規格から推測するのがよいかと思います。
こういっては元も子もありませんが、「カタログ値に期待しすぎない」ことがポイントかと思います。
耐久性
メモリーカードを探すときに難しいのは「耐久性」の問題です。こればかりは使ってみるまではわからない点でもあります。
が、それでもいくつかの対策・アイデアがあります。
次回は「耐久性」の考え方についてみていきます。
今回の記事で紹介したアイテム
今回の記事で紹介したアイテムは次の通りです。
記事で紹介したカードリーダーはこちら。Amazonでは、「BSCR100U2」シリーズではなく、特定販売店向けの型番「BSCR105U2」シリーズとして販売されています(商品としては同じです)。
メモリーカードはこちら。私がデジタル一眼で実際に使っているSDXCカードです。低価格ながら、使いやすいメモリーカードです。
カードリーダーのレビューはこちら。